栄養、健康、サステナブルな暮らしの分野で事業を展開するグローバル・サイエンス企業であるRoyal DSMと、サステナブルでイノベーティブなスペシャルティケミカルを展開するClariantは、DSMがClariantの3Dプリンティング事業を部分的に引き継ぐことで合意した、と発表しました。この合意により、DSMはお客様の多様なアプリケーションニーズに対し、より多くのフィラメント・ペレットによるラピッドプロトタイピング・製品開発ソリューションを提供できるようになります。
栄養、健康、サステナブルな暮らしの分野で事業を展開するグローバル・サイエンス企業であるRoyal DSMと、サステナブルでイノベーティブなスペシャルティケミカルを展開するClariantは、DSMがClariantの3Dプリンティング事業を部分的に引き継ぐことで合意した、と発表しました。この合意により、DSMはお客様の多様なアプリケーションニーズに対し、より多くのフィラメント・ペレットによるラピッドプロトタイピング・製品開発ソリューションを提供できるようになります。

工業製品の生産におけるアディティブマニュファクチャリング(積層造形、3Dプリンティング)技術の導入事例が急激に増加している中、既存の製品ポートフォリオや製造プロセスと整合する材料を使用したい、というニーズも増えてきています。DSMのフィラメントおよびペレットに関する優れた技術や実績に、Clariantが培ってきた3Dプリンティング材料に関する知見を加えることで、市場ニーズに基づいた高性能なフィラメントとペレットを、お客様のニーズに即応できる形でご提供が可能です。

今後、両社技術の統合により、DSMはエンジニアリンググレードのフィラメント、ペレット、およびパウダーの製品ポートフォリオを強化します。また、独自のコンパウンド生産方法により、フレキシブルかつスピーディーな市場主導型製品開発を進めてきたClariantチームの知見を活かすことで、顧客のアプリケーションニーズに合わせたより迅速な製品改良が可能となります。今回の取引には、Clariantの3Dプリンティングチームの一部、選別されたエンジニアリンググレードのフィラメント・ペレット材料ポートフォリオ、開発パイプライン、顧客、パウダー開発の知見、少量バッチ生産の迅速な立ち上げのための小規模生産ラインが含まれています。

DSMアディティブマニュファクチャリング部門 バイスプレジデントであるHugo da Silvaは次のように述べています。「Clariantから専門知識や経験が豊かな新しいチームメンバーを迎え入ることで、DSMのアディティブマニュファクチャリングソリューションを拡充でき、非常に嬉しく思います。DSMとClariantは、お客様のニーズや課題を熟知し、共有しており、また両社の専門知識、ノウハウおよび製品ポートフォリオは相互補完的な関係にあります。DSMは、Clariant の3Dプリンティング材料事業を統合することにより、より幅広い材料ポートフォリオをもって、市場ニーズに即応しつつ、製造業におけるアディティブマニュファクチャリング技術の新たな可能性を追求していきます。」

Clariantのサステナビリティトランスフォーメーション ヘッドであるRichard Haldimannは次のように述べています。「Clariantは戦略を徹底的に検討した結果、3Dプリンティング材料事業はもはや当社の戦略のコア領域ではない、と結論づけました。当社は、3Dプリンティング市場に対して引き続き高品質の樹脂添加剤や難燃剤を提供し続けます。お客様が成功し続けるうえで、DSMが3Dプリンティング材料事業の新たなオーナーとなることは理想的であると確信しています。DSMに統合される3Dプリンティング材料事業の成功を楽しみにしています。」

DSM – Bright Science. Brighter Living.™


Royal DSMは、栄養、健康、持続可能な暮らしの分野において意欲的に事業を展開する目的主導型のグローバル企業です。DSMは、すべての人々の生活を豊かにすることを目指しています。利害関係者の皆様、すなわちお客様、社員、株主の皆様、そして社会全体に対して経済的、環境的、社会的価値を創出しつつ、自社の製品とソリューションを駆使し、世界で最も重大な課題の解決に取り組んでいます。DSMは、食品や栄養補助食品、飼料、パーソナルケアおよびアロマ、医療機器、環境に配慮した製品および用途、新たなモビリティとコネクティビティの分野において革新的なソリューションを提供します。DSMおよび関連会社の年間の純売上高はおよそ100億ユーロで、社員数は約2万3,000名です。1902年に設立されたDSMは、Euronext Amsterdamに上場しています。詳細はwww.dsmjapan.comをご覧ください。

将来予測に関する記述
本プレスリリースには、DSMの将来の(財務的な)実績と状況に関して、予測に関する記述が含まれている場合があります。当該記述は、DSMの現時点での予想、推計、予測、および当社にとって現時点で入手可能な情報に基づいています。当該説明には予測困難な特定のリスクと不確実性が含まれるため、多くの要因により実際の業績と状況が当該説明と大きく異なるものになる場合がある点につきご留意ください。DSMは、本プレスリリースに記載された将来予測に関する記述について、法律により義務付けられる場合を除き、最新情報を提供する義務を負いません。なお、英語版のプレスリリースが優先されます。